くもろぐトップへ戻るくも識

下層雲(CL1~CL9)

(1) CL0: CLに該当する雲がない。

(2) CL1: Cu 偏平な積雲
発生初期または消散期のほとんど鉛直に伸びていない偏平な積雲(頭はいくぶん丸みがあってもよい)または風によって積雲からちぎれて流された積雲(ほつれている)で、雲に陰があり、晴天時によく見られる。

(3) CL2: Cu 並またはそれ以上に発達した積雲
通常、雲の頂部はドーム状または塔状に盛り上がっている。同一の雲底高度ならば、他に偏平な積雲または層積雲があってもよい。

(4) CL3: Cb 無毛状の積乱雲(積雲、層積雲または層雲を伴なっていても、いなくてもよい。)
単独かまたは、2つ以上の積乱雲でもよいが、いずれも雲の頂部が少なくとも明瞭な輪郭とか、カリフラワー状の外観が消失しているが、はっきりした繊維状またはすじ状の外観が現れていない初期の積乱雲である。

(5) CL4: Sc 積雲から変化してできた層積雲(他に積雲があってもよい。)
この層積雲は通常次のような過程で現れることが多い。
a 積雲が鉛直上方に発達する過程で安定層に達し、それ以上の発達を阻まれて横に広がってできる場合。
b 上空の強い風のシアーによって積雲の上部が広がってできる場合。
c 夕暮れになって対流が弱まって、積雲の上部が平らになってできる場合。

(6) CL5: Sc 積雲から変化した層積雲以外の層積雲
層積雲は半透明および不透明または二重の層などの片または層状の雲で、形状はモザイク状、ロール状、レンズ状および塔状の層積雲を含むが、塔状の層積雲については、塔状の発達程度が並または雄大な積雲と同じ程度に発達しているときは除かれる。

(7) CL6: St 安定気層の中で発生する層雲
灰白色で一様な雲底をもつ、霧状の雲である。
層雲はときにちぎれ雲の形で現れることがある。
この雲からの降水は霧雨、霧雪などがある。

(8) CL7: St、Cu 悪天時のちぎれた層雲または積雲
灰暗色をした不規則な形をし、通常、乱層雲または比較的低い高層雲の下に降水によってできる雲で、足早に移動するのが普通である。
悪天時のちぎれ雲はしばしば積乱雲または降水のおきている積雲の底にも見られる。
通常降水を伴うが降水の性格は母雲の種類による。
ときにちぎれ雲は全天に広がり母雲を覆い隠すことがある。

(9) CL8: CuとSc 層積雲(積雲から変化したものでない)と雲底高度が異なる積雲との共存
積雲が層積雲の下にあっても、また上にあってもよい。
積雲が発達し層積雲の雲底に達していても、また突き抜けていてもよい。

(10) CL9: Cb 多毛状の積乱雲
積乱雲の上部が明らかに繊維状をしていて、しばしばかなとこ形を示す。
無毛状の積乱雲または積雲、層積雲、層雲、ちぎれ雲と共存していてもよい。
多毛状のCbは、ときには一部が広がって、母雲から離れ始め、独立に分類できることがある。

(11) CL/: CLの雲が見えない。
暗闇、霧、風じん、砂じん嵐、また他の類似の現象によりCLの雲が見えない。

雲形の略語:下層の雲
(1) 層積雲(Stratocumulus) 英字略語(Sc)
(2) 層雲(Stratus) 英字略語(St)
(3) 積雲(Cumulus) 英字略語(Cu)
(4) 積乱雲(Cumulonimbus) 英字略語(Cb)

「雲の状態分類について」へ


出典:気象庁地上気象観測指針


くもろぐサイト版ご利用のみなさま

アプリのダウンロードはこちらからどうぞ!

iPhone/iPad版   android 版

 

ページトップ